プログラマーというと、どちらかというと理系のイメージがありませんか?パソコンでコードを書いている姿がそう見えるのかもしれません。英語を使いはするものの、そんなに英語の文法を使うわけではないので英語が全くできなくても問題はありません。理系は男性に多いですが、最近は文系女子プログラマーが急増しています。その理由は何なのでしょうか。
文系女子プログラマーが増えている背景にあるのは、どこでも働けるテレワークの普及と、ライフスタイルの変化、そしてプログラマーの需要の変化です。
まずはテレワークの普及を見ていきましょう。まだまだ中小企業やエッセンシャルワーカーにとって、テレワークは遠い存在ですが、大企業だとどこで仕事をしても良いというところも増えました。プログラマーだと、パソコンを使った作業がメインですから、会社に通わなくても自宅で仕事ができます。特に女性は家事や育児があるため、家で仕事をしたいという人が多く、結果としてそれが可能なプログラマーの人気が増えました。
また、ライフスタイルの変化も文系女子プログラマーの急増に一役買っています。昔ながらの、結婚をして出産して育児をするという古い考えばかりが生きる道ではないと人間が気付いた時、ライフスタイルは多様化しました。結婚せず金銭的自立をする人、結婚をしても別居婚を選択する人、子どもは欲しくない人と様々です。この考えによりライフスタイルも大きく変化し、働くにしても会社に勤めるばかりが生き方ではないという考えが広がりました。
そして、プログラマーは意外にも今後人手不足になっていく職業で、IT関連の人材は大幅にいなくなると予想されています。需要が多いなら就職もしやすいですし、フルーランスとなっても仕事は舞い込んでくるでしょう。そういった優遇されそうな職業がプログラマーなのです。
今まで文系でプログラミングには興味がなかったという人でも、こういったメリットがあるなら少しは興味を持つきっかけに十分なりえますし、家にいるという選択をした女性なら、自宅で稼げるというのはより大きな魅力に映るはずです。クラウドソーシングでも稼げますが、この場合履歴書もいりませんし面接もないのでより気楽に、そして効率的に稼げます。
これらの理由から、今文系女子プログラマーが急増しています。もう少し先の未来を見ると、IT業界に勤める男女の比率は今と比べて変わるかもしれませんね。