英語は、リスニングでもスピーキングでも、リーディングでもライティングでも、とにかくいつだって五感をフルに活用して勉強することをおすすめします。その方が覚えが良く、一度覚えたことが脳に長く定着しやすいからです。
例えば、多くの人が時間を割いて覚える単語ですが、あまりこの暗記作業が得意であり、好きだという人はいないでしょう。そんな時は、効率良く学習して何度も繰り返さなくても良いように、五感をフルに活用します。
まず、単語を暗記する時にはその正しい音を聞きましょう。例文の中にその単語が組み込まれたものをきけば、リエゾンや使い方もわかるので単語の音のみを聞くにとどまらず、例文も聞くようにしましょう。こうすることで、五感の中の耳は使いますよね。
そして、単語を覚える時にはそのスペルも暗記すると思いますが、この時には実際に紙に書いてみることが大切です。ここでは手を動かして触覚を使いますよね。そして、書いた文字を見るので視覚も使います。
学生時代に先生から口すっぱく言われたという方も多いでしょうけれど、単語は自分で発音しながら覚えるのも良い方法です。これによって口も使い、自分で発した音をまた耳で聞きます。出来る限りの五感を使えば、こんな風に定着度合いを深めることができます。
英会話となると、相手ありきになってくるのでかなり疲れます。それを自覚していなくても、普段とは違う脳の領域を使いつつ、相手に気を遣っているので脳体力は結構消耗します。もし仮に海外留学をして毎日英語漬けとなったら、きっと知らない間に疲れて眠りが深くなるかもしれませんよ?実際、交換留学で1年間海外に行く大学生には、学校側が普段より疲れることを意識しなさいと散々注意しています。
リーディングも、試験中は声に出せませんが、自宅での練習であれば文章を読んで口に出してみましょう。相手によく内容が伝わるように読むよう心がければ、どこに抑揚をつければ良いのかが自然にわかります。
ライティングも、英単語を暗記した時の手や目での記憶をたどって正しいスペルを書き、例文を思い出して正しい文法であるかを口に出して確かめてみるのは良い方法です。いきなりは上手くできなくても、短い文章からなら3行日記のように毎日できます。それがのちに何百ワードもの文章の形成ができるようになり、TOEFLやIELTSなどの英語の試験で良いスコアをたたき出せるようになるのです。