プログラミング学習と言っても、自分がプログラミングを使って何をやりたいのかによって、学ぶ言語は違ってきます。世の中にはたくさんのプログラミング言語があるので、効率的に学ぶなら必要な言語のみを学ぶこととなります。そうした中で、複数の言語を学ばないとできないことがあるならば、同時にそれらの言語を学習するのはいけないのだろうかという疑問があります。今回は、その疑問に答えていきますね。
結論から言うと、同時に別々のプログラミング言語を学ぶのは避けた方が良いです。英語や数学、理科、社会のように、科目別になっていてそれぞれがあまり交わらないものならむしろそれぞれを同時進行することでリフレッシュにもなるのですが、残念ながらプログラミング言語はコードを書くことに関してはどの言語も同じで、似ているため混同しやすいのです。
例えばプログラミングスクールで2つの言語のレッスンを取得しているとしましょう。そうすると、ある言語の方に別の言語が入ってしまい、途中でわからなくなってしまうことがあります。よく復習する機会があり、定着させてからレッスンを受けるのなら言語の差別化ができるかもしれませんが、自習をしないままレッスンに参加すると、他の受講者に遅れを取る場合があります。
同時に2つ以上のプログラミング言語を学習したいということは効率化を目指したのでしょうけれど、しかし混同するようになってしまったら理解するのに余計に時間がかかってしまうことがあるので元も子もありません。できるなら、ひとつの言語をしっかりみっちり学び、定着したと断言できるようになってから新たな言語を学ぶべきです。
プログラミングは性質上、正確性が試されるものです。スペースを入れ忘れただけで思ったような表示にはならないのですから、2つの言語を混同してしまったら自分でも何をどこから修正したらいいかわからなくなることも…。
プログラミング言語にはそれぞれ簡単か難しいかレベルもありますし、学ぶべき言語の順番を考えてくれているサイトもあります。やりたいことに必要な言語を一番簡単なものから習得していくのがセオリーなので、焦らず欲張らず、結局は最も近道となるひとつずつ言語を学ぶ道を行くのが正解です。
複数のプログラミング言語をマスターしている人はカッコいいですが、彼らは一朝一夕でそれらを習得したわけではありません。急に彼らのようになれるわけではなく、時間はある程度必ず必要となることを忘れないようにしましょう。
