英語を学習する時に、皆さんにぜひ試してもらいたいのがその英語をイメージで理解することです。多くの人は、学生時代に教えられたように英語を日本語訳してから理解していると思います。しかしこれでは英語の理解に時間がかかり、長文読解や洋書を読むスピードが段違いに遅くなってしまいます。また、英会話は常にアドリブですから、そのスピードについていけずネイティブに愛想をつかされてしまうことも・・・。それを回避する方法が、イメージで理解することなんです。
イメージで理解するとは、日本語を一切頭に思い浮かべず、appleならあの赤い実を思い浮かべることです。名詞なら簡単なのですが、これが形容詞や副詞、文章になってくると難しいと感じる人もいるでしょう。慣れている人にとっては造作もないことですが、慣れていない人にとってはトレーニングが必要になることです。
英語で英語を理解できるようになれば、長文なんて日本語を読んでいるように読めますし、会話に詰まって地獄のような無言が続くこともありません。
トレーニングをするならば、まずは簡単な名詞から始めましょう。中学1年生の時の単語帳や教科書が残っていればその単語を見るのも良いですし、ネットで簡単な名詞が書かれているサイトを見つけて開始してみてください。
やり方は簡単です。目に飛び込んできた名詞を頭の中でイラスト化するだけ。名詞ならイメージでなくてもイラストとして描けるので簡単です。これを瞬時に行うという練習をし続けます。
簡単なら次のステージに進みます。形容詞の簡単な単語をイメージ化する練習が次のステップです。少しやりにくくなりましたが、その単語が持つ意味を日本語以外でパッと思い浮かべられたらOKです。
それができたら次は短くて簡単な文章をイメージ化してみましょう。それもできたら次は疑問文にチャレンジし、瞬時に答えを言うトレーニングをします。ここでの応答文は単語だけで良く、きちんとした文法になっていなくて大丈夫です。あくまでも、瞬時に英語をイメージ化できているかの確認ですからね。
こうして反射的に答えられるようになってきたら、英語での会話は大変スムーズになります。また、英語の試験を控えているなら読解が楽になり、時間配分をそこまで気にしなくて良いようになります。
英語は頭の中でイメージする。これを常に意識し、だんだんと難しい文章や単語もイメージできるようにしていきましょう！
