文化の違いが言葉に表れることも!

英語を勉強をしている時、「どうしてこの英文がこの和訳になるのだろう」と思ったことはありませんか?それは、もしかしたら文化の違いを知らないからかもしれませんよ?

例えば、英語圏ではヤギは悪いイメージを持たれています。ですから、慣用句ではヤギが悪訳となり、日本語ではかなりの意訳となっていることもあります。日本では、ヤギに対して悪いイメージがないため、文化的な違いから言葉を文面通りに受け取ると本当の意味が理解できないのです。

また、英語では牛や羊など、家畜として飼われる動物にはオスかメスか、去勢をしているかしていないか、子どもか大人かなど、あらゆる区分けをしてそれぞれに異なった英単語がついていることがあります。

しかし、日本ではイギリスのように広い草原で草を食んでいる動物を見かける機会は少なく、牛や羊に触れあう機会もそう多くありません。となると、牛は牛、羊は羊と、単語は1つでも十分とみなされます。これも文化的な違いで、特定の動物や植物、食べ物が異なると普段から使われる単語に違いが生まれます。

また、英語圏ではキリスト教が信仰されているところも多いため、聖書由来の言葉もあったりします。先ほど挙げたヤギだって、何も悪いことをしていないのに、他人の罪を被ったという話から慣用句が生まれています。これは、文化の中でも宗教的な意味を知らないと理解できない英語になるでしょう。

英語を学習する際には、その言語だけを勉強していれば良いと感じるかもしれません。実際、上記に挙げた例のような文化を知らなくても、暗記してしまえば済むことですからね。それでも、言葉が含む文化的な背景を知っていると暗記はしやすくなりますから、覚えることに時間を取りたくないのなら西洋の文化を知ることも大切です。

特に人間の身近なものとなる食べ物は、同じ野菜や果物でも食べている種類が違うと言い方も異なったりします。アメリカではキュウリのことをCucumberと言いますが、イギリスで食べられているキュウリは種類が異なるのでGherkinと言ったりすることもあります。日本のミカンはOrangeでは通じず、MandarinやSatsumaと言わなければ通じません。

このように、英語を学ぶ際には英語圏の文化を理解することも必要です。日本の文化に浸っているとわからないことは現地の人に聞くのが一番ですから、やはりネイティブとの会話は学ぶことが多いでしょう。

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