英会話ができるようになりたいという方は多いですが、しかしそれに反してリスニングが苦手という人はかなり多いです。それもそのはず。日本は他の国と違って日本語以外を幼少のころから聞く機会は圧倒的に少ないですし、英語のテレビ番組も流れません。そして中学校になってから英語が本格的に始まるものの、文法メインでリスニングのコツは滅多に教えてもらえないからです。
では、そんな環境の中でもリスニングが得意になるにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつおすすめしたいのは、1.3倍速で英語を聞く練習です。もちろん簡単な文章で良いので、初心者でもできる練習法です。
これによって得られるのは、英語という音をスピーディーに理解する能力です。日本語にない音はむりやりカタカナに直す癖を持っている人もいますが、1.3倍速ならそんな時間もありません。ただただ聞くことに集中するのみです。
こうして英語という音に慣れてくれば、リエゾンやアクセント、強調する箇所などが徐々にわかってきます。できれば、聞くだけではなくて自分でも真似して言ってみましょう。誰が判断しているわけでもないので、恥ずかしがらずにネイティブになりきってみてください。カタカナにするのは禁止で、ただひたすらに真似することに専念するのがポイントです。
リスニングをするのは自分の耳ですが、実際に発音することで自分の口から出た音も拾うことができます。より聞く時間を多く持ち、まつスピーキングの練習もできる一石二鳥の勉強方法です。
挫折しないようにするためにおすすめなのは、スマホで音源を確保することです。いちいちパソコンを開いてするような勉強だと、パソコンの電源を入れることすら面倒で続かなかったりしますからね。いかに面倒だと自分に感じさせずに勉強を開始できるかが肝になります。その点スマホならいつでも持っていますし、タップひとつでリスニングを開始できるので続けるのにぴったりです。
いつもより早い音に慣れれば、通常のスピードで英語を聞いた時に遅く感じられるのは言うまでもないメリット。あえてそのような勉強法を取り入れ、速度を自由に変えられるようにした教材も出ています。TOEICなどの試験本番で音がゆっくりに聞こえれば、余裕をもって解け、結果スコアアップにつながるという考えですね。
苦手意識が強いリスニングは、早い音を聞いてひたすら音慣れすることが解決の一番の近道!これを続けて英語耳を作ってみましょう。