感覚任せになっている前置詞の理解の仕方

英語を勉強している方の多くが最初でつまずくのが「前置詞」です。意味がありそうでなさそう、だからこそどれを選んだら良いのかわららず、結局感覚任せになっているという人も多いのではないでしょうか。その前置詞はどのように習得していくのが正解なのでしょう。

前置詞は、中学校のうちは触れられることがほぼありません。最初のうちは、at school、in Japanのように、決まり文句のように別の単語とセットで出てきて、それを暗記させられたり、前置詞が持つ一番基本的な意味を日本語で覚えたりします。

このようにしか教えられないのは、前置詞が必ずしも日本語のルールに当てはまるとは限らないからです。すべての日本語訳を表示したらとんでもないことになりますし、名詞や形容詞にようにわかりやすい単語ではなく、「~で」や「~に」といった大変覚えづらい単語になります。ですから、単語とセットで覚えてその感覚を身につけることに重点が置かれる珍しい品詞となり、習うより慣れよという学習方法が推奨されます。

英語の前置詞に関しては、基本的なこれでOKです。高校の参考書などには、前置詞が持つイメージが図解されていたりするので、それを覚えてしまうというのもひとつの手でしょう。これによっていつどこでどの前置詞を使うべきかが大分わかりやすくなります。

それでもなかなかピンと来ない場合は、イディオムとして動詞などとセットになっています。どうしてこの前置詞が使われるのだろうと深く考えず、暗記してしまう方が良いタイプもあるので、感覚で覚えて、例外は暗記するのがベストな方法と言えます。

よって、前置詞はなんとなくで使ってしまっているというのは悪いことではありません。むしろその感覚をどんどん磨いて、数をこなし、色々な例文と出会うことで慣れていけばネイティブに近いイメージを習得できるようになります。

「この前置詞はこの時に使う!」と決まりきったルールがないと曖昧で嫌な感じがするかもしれませんが、英語は言葉であり、数学のようにハッキリしたものではないことを理解すべきです。私たちの母語である日本語でも、外国人から「どうして?」と聞かれたら答えに窮するものも多々あるはずです。しかしそれに疑問を持たずに使っているのなら、英語もネイティブが疑問に思わないものに疑問を持つのは時間の浪費でしょう。時にはそのまま素直に受け入れることも英語学習に必要なことです。

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