長文読解が難しいなら文法整理から行おう

英語で長文を読みたい、洋書を読んでみたいと思っているなら、それだけのリーディングスキルがないといけませんよね。並んでいる単語は調べればわかるのに、それでも文章の意味が取れないのであれば、それは文法整理から行うべきです。早々にリーディングをしたい気持ちはわかりますが、しかし基礎ができていない段階で応用に行くのはご法度です。リーディングは語彙力や文法力がすべて終結した集大成と言われるものですから、難しくて当然。その前の土台作りに注力しましょう。

自分で英語のレベルはある程度わかっていると思うので、文法整理は中学生レベルから高校レベルまで、自分が必要とするところから始めましょう。不安なら、基礎を軽く触った上で始めると一からの理解ができます。

これでなんとなく読める文章も増えていきますが、しかし洋書などになるとネイティブスピーカー独特の表現などがあるため、いわゆる口語にしか使われない表現が混じってきます。日本では特に英語の文法を教える時に文語的な、かなり丁寧な英語しか教えないので、口語的な要素は読みながら後付けして覚えていくしかありません。英語の試験などの場合は受験と似ていて正しさを追求しますから問題はほぼないのですが、実際にネイティブと同じ土俵に立つと言語の奥深さに触れることになります。

文法整理は学校の教科書が残っていたとしても、新しく購入することをおすすめします。学校の勉強はその時の学生の年齢に合わせたものですから、大人になって学習しようとすると長ったらしくまどろっこしいと感じます。

中には、中学生と高校生で習う文法を1冊にまとめた教材などもあるので、文法解説書を読み、その後でワークを解けるようなものを買っておきましょう。インプットするだけではなかなか定着まで行かないので、必ずインプットの後にアウトプットができるような教材が必要です。場合によってはそれぞれ参考書とワークブックと、別でそろえることもあります。

高校生で習うまでの文法をすべて理解した後でリーディングの勉強を改めてしてみると、今までわからなかった文がスッと頭の中に入っていくのがわかります。自分が成長したことの証なので達成感と満足感が心地よいでしょう。ここまで来ると、文章はただの単語の羅列ではなく、きちんとした意味を持った文章になります。理解できれば簡単な洋書も読めるようになるので、まずは土台としての文法整理をしっかりと行いましょう。

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