リスニング教材にはハリー・ポッターがおすすめ?

好きこそものの上手なれと言うように、好きなものだったらかなり早く上達することがあります。英語でも、興味がある教材を使うと上達が早くなることはありますが、しかしそれが自分の英語レベルに合わないものだと意味がありません。このように、自分の今のレベルではチャレンジできない作品がある場合や、特定の好きな作品がない場合はハリー・ポッターをリスニングの教材に使うことをおすすめします。

ただ、事前に注意をしておきましょう。英語で話されている映画やドラマというのは、一貫してどれも難易度がかなり高いです。英語が得意で素晴らしい経歴があるという人でも、何を言っているのかまったくわからないと言うほどです。それを理解した上で以下を読んでみてくださいね。

ハリー・ポッターがおすすめな理由は、巻を追うごとに使われる英語が難しくなっているからです。つまり、1巻は初級、2巻はその次のレベル・・・というように、徐々にレベルアップしながら物語を追っていけるというわけです。

1巻では、主人公は11歳。日本で言うと小学5年生くらいです。となると、彼らが使う英語もそれくらいのレベルということ。2巻では12歳、3巻では13歳と、1歳ごとに学年がひとつ上がるようになっているので英語のリスニング力アップにはもってこいです。

魔法用語があるから難しいのではと思うかもしれませんが、いつだって主人公視点で、その主人公であるハリーは魔法界のことなど一切知らないので視聴者目線です。また、最初から見ていけば魔法道具や固有名詞はきちんと説明してくれるので問題ありません。

特におすすめできるのはイギリス英語を学びたいという人ですね。日本はアメリカに戦争で負けてから、イギリス英語を封じられました。それ以外、私たちは学校でアメリカ英語しか習ってきていません。

ハリー・ポッターはイギリスで生まれた児童文学であり、キャストもイギリス人やアイルランド人で構成されています。アメリカの音に慣れている日本人が、英語の慣れない音を馴染みがある音と思えるようになるには音の違いを認識するトレーニングが必要です。

イギリス英語はその練習にぴったりですし、もともと英語と言えばイギリス発祥なのできちんと現地の英語を学びたいという要望にはしっかり応えてくれます。

以上のような理由から、英語のリスニングアップに優れている作品はハリー・ポッターだと言えます。じっくり何度も繰り返してチャプターごとに会話を聞いてみましょう。

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