コードは丸暗記より理由を知る方が定着しやすい

プログラミング学習にかかせないコードの勉強。これは英語になっていますが、英語ができない人でも簡単な単語の省略形となっていることが多いので問題なく勉強できます。しかし、このコードはできれば丸暗記より、「どうしてこのコードになっているのか」という疑問を常に持って覚えていくことをおすすめします。

何が何だかわからないけれど、とにかくこのコードを打てば良いのだと盲目的に暗記をした人がいるとしましょう。反対に、このコードは「見出し」という意味の英語であり、その頭文字をとったものだと意味を理解して覚えた人がいるとしましょう。この2人がコードをしばらく暗記したとしたら、忘れやすいのは前者となります。

これは、暗記に理由付けがされてないからです。例えば社会で歴史の単語を覚える時、よくわからないけれど用語だけを暗記した場合、直前の定期テストでは満点も取れますが、受験では覚えることが大量になるため、どうしてその事象が起きたのか、物語として覚えていかなければ対応できないようになっていきます。

これと同じで、プログラミング学習の場合も理由付けをしながらでないと、その時は覚えたと思っても、忘れるのが早く、結局は復習に時間を割かなければ覚えられません。理由を覚えることに時間がかかりそうと思うかもしれませんが、一発で定着する、もしくは定着しやすいと思えば、繰り返し覚える回数が少なく済むのでむしろ効率的な暗記方法になるのです。

プログラミング学習を書籍で行いたいと思った人が手に取るのも、こういった「どうしてそのアクションを起こすの?」といった解説があるものです。指示通りにやればサイトはできるかもしれない、けれど、どうしてそうなったのかが理解できなければ、自分でサイトを構築することはできないでしょう。

プログラミングに関する書籍のレビューを調べてみたところ、やはりどうしてそう書くのかといった理由をきちんと書いてくれているものは評価が高かったです。レビューでもその点を評価している人がいて、「初心者にとってはありがたかった」というような言葉が多く見受けられます。

英単語のように、自分たちの文化圏にない丸暗記しなければならないものも確かにあります。けれど、できればそれぞれの理由付けをし、長期記憶として脳内に残るものを作りたいもの。どうしてだろうと疑問がわいているということはそれに興味を持っていることでもあるので、その知的好奇心はその都度満たしてあげるべきです。

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