バンビバイリンガル幼稚園は、幼児に英語を自然な形で習得させることを目的としたスクールです。
特色としては、パーシャルイマージョンプログラムというものを採用していることですね。こちらは第2言語習得プログラムの1つです。約40年ほど前にカナダのケベックでフレンチイマージョンプログラムが開始されました。イマージョンプログラム自体は多くのインターナショナルプリスクールで採用されており、イマージョンには浸すという意味があります。文字通り、英語に浸ることで母語を習得するのと同じ流れで自然に英語を習得できるのです。
イマージョンプログラムには全く母国語を使用しないフルイマージョンと母国語と第2言語の両方を使うパーシャルイマージョンがありますが、バンビバイリンガル幼稚園では、パーシャルイマージョンを採用しています。母語である日本語も使うため、もしインターナショナルプリスクールを卒園後、地元の小学校に入学することを考えているのであればそこまで大きな不安を抱える必要はありません。
ただ、バンビバイリンガル幼稚園では英語を教え込むことの危険性も示唆しています。以下は公式サイトからの抜粋です。
「幼児に言語を習得させ、よりよい話し方を強制的に学ばせることは、大切な意思の力の発達を阻害する危険性を持ちます。文字や単語、セリフを教え、訓練するというやり方にはその危険性が大きいのです。
幼児期に大切なのは、習得したことばが多いとか少ないとか、話し方が上手か下手かとかではなく、しっかりとした意思が育っているかどうかということです。日本語であれ、英語であれ、言語は幼児の意思によって模倣され習得されると、生きた言葉として生命を得るといわれます。
まずこどもが信頼する先生たちと、リラックスした状態で生活や遊びを共にし、適切な援助を受けながら、ほのぼのとした温かな関係を築くこと。保育者との関わりに喜びを感じ、模倣の対象とし、保育者と共有する様々な体験を通じて、生きたことばの素となる意思を、じっくりと大切に育んでいきます。」
インターナショナルプリスクールが英語を教え込むことの危険性を示唆することは珍しいのですが、それだけ真剣に英語を教えることに向き合ってくれている証拠でしょう。子どもの意思を何より尊重してくれているスクールだとわかりますね。
日本語も英語もたっぷり使うスクールであるため、基本的には指示は英語になるものの、子どもたちは日本語を使っても良いそうです。個別対応をする時には、子どもたちが言いたいことをしっかり言えるように日本語で対応しています。コミュニケーションは英語だろうと日本語だろうとしっかりとるというのがバンビバイリンガル幼稚園です。