英語に限らず、語学を習っている時に大変なのは語彙力の強化ではないでしょうか。暗記はやっていて楽しいものではありませんし、ネイティブレベルまで到達したいと思ったらかなりの単語を覚えなければなりません。これを苦痛にして英語学習を挫折した人もいるのでは?そこで今回は、英単語の暗記にベストなゴールデンタイムをご紹介します。
暗記しやすいと言われているゴールデンタイムは、ズバリ寝る前です。人間の脳の仕組み上、その時間が覚えたものが最も定着しやすいのです。
記憶をつかさどるのは脳の中の、手の小指の第一関節までくらいのとても小さな海馬と呼ばれる領域です。ここは、日々あった出来事の中から記憶として残しておくべきものと、そうでないものとをふるいにかけています。特に記憶の整理が活発になるのが寝ている間なので、寝る前に覚えたことは記憶に残りやすいとされています。
例えば、朝に英単語を一生懸命覚えたとしても、その後寝るまでに起こったことがどんどん脳に上書きされてしまい、寝る前には忘れてしまうことがあります。
また、寝る前にスマホで動画を見たりゲームをしたりすると、その記憶が鮮明に残ります。中には、寝る前にしていたことの一部がよく夢に出て来るという経験をした人もいるのではないでしょうか。
よって、勉強するなら朝や昼には英語の長文読解やリスニング、夜は暗記というようにすると効率が良くなります。
それでも三日坊主で終わってしまいそうであれば、アプリなどを使ってみましょう。単語は今や紙ベースの単語帳で覚えるだけではありません。スマホなら、面倒で飛ばしてしまうことが多い単語の音確認もサッとできます。タップしただけで音が出るアプリが多いので、それらを使ってベッドの中で勉強するのも良いでしょう。机に座って単語帳を開く、ただそれだけでも面倒に感じるというならおすすめの学習方法です。意外とスマホに変えただけで長続きするので自分でもびっくりするかもしれません。
やはり英語は語彙力がないとどうしても言いたいことは言えず、聞いても理解できないという苦しい状況が続きますから、英語学習を続けているうちは必ずやっておきたいものです。同じ日本語訳でも、シチュエーションによって使われる英単語が異なることも多々あるので、そのあたりのニュアンスもしっかり理解していきたいですね。熟語、対義語などと合わせてどんどん効率化させて暗記していくことをおすすめします。