東京コミュニティスクール 3歳から12を対象とする全日制のマイクロ・スクール!

東京コミュニティスクールには、プレ初等部と初等部があります。小学生と幼児(3歳から12歳)を対象とする全日制のマイクロ・スクールです。このうち、今回は初等部の教育内容について深掘りしていくことにします。

まずは日本語について。 「読む(read)+読書(book)」「書く(write))「ことば(vocab)」の3分野に分けて学びを構成しています。

読む(read)では、1冊丸ごと読むブックレポート形式の授業を行っています。すべて音読し、ことば・内容の理解をはかりつつ、表現上の特徴を味わい、自分・世の中とのつながり、歴史的背景を考え、解釈できるようになることを目指します。

読書(book)では、読みたい本を選び、精読をして読解力を養います。

書く(write)では筆写道があり、毎日珠玉の言葉を丁寧に書き写します。Creative Writingでは、自由に創作する楽書きも行います。行事作文では、キャンプやフェスティバルなど、イベントについてふりかえり作文を書きます。Logical Writingでは、確かな論拠とともに自分の主張をまとめるトレーニングを行います。そして書評で、自分が読んだ本について書評します。i-padでブックトレーラーとしてまとめ、発表するところは近代的です。

ことば(vocab)については、はじめは「ひらがな・カタカナ」を学び、その後、自作プリント教材で漢字の成り立ちに注目して、漢字を学びます。

一方英語については、子どもが英語に親しみをもつことに重点を置き、自分で英語のフレーズを創り上げていくように指導していきます。英語学習プログラム「Speaking Training」も一部取り入れ、姉妹校のFitzroy Community Schoolで開発された「フィツロイ・プログラム」に沿って英語を読み進めていきます。この時もiPadの読み書きソフトの活用を続けます。

IT(Information Technology)の授業もあり、「プログラミング<操作>」、「マルチメディア<表現>」、「ユーティリティ<実用>」、の3つの領域を学んでいきます。作業の効率化が求められる今、ITを駆使することでどのようなことができるようになるのかを学び、どんどん表現の幅を広げていきます。試行錯誤を繰り返すチャンスの時間でもあるので、新しい技術の中で失敗と成功を反復していく練習をします。

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